UTF-8 encoded Translated into Japanese language by Yuuki OKANO. 日本語訳 陸野 優樹 Email: marimo@wdic.org 翻訳 1998年 8月20日 / translation 20 August 1998 修正 2006年12月09日 / correction 09 December 2006 日本語に訳された文書に関する著作権は訳者に帰属します。 著作権についてはオリジナルに記載された著作権全文に従います。 配布についてはオリジナルと同様に無制限です。 内容は不定期に更新されます。 最新の内容は http://www.akanko.net/marimo/rfc/ にあります。 この文書は rfc2397 を訳者(marimo@wdic.org)が個人的な好奇心で適当に 翻訳したものです。したがって、翻訳の正確さなどは全く保証いたしません。 誤訳や根本的な勘違いなどが多く含まれていると思います。正確な情報が必要 な場合は英語原文も合わせてお読みください。誤字・誤訳など翻訳内容につい ての指摘は、いつでも歓迎します。 著作権全文 (Full Copyright Statement) --- 本文書末尾の原文より Copyright (C) The Internet Society (1998). All Rights Reserved. This document and translations of it may be copied and furnished to others, and derivative works that comment on or otherwise explain it or assist in its implementation may be prepared, copied, published and distributed, in whole or in part, without restriction of any kind, provided that the above copyright notice and this paragraph are included on all such copies and derivative works. However, this document itself may not be modified in any way, such as by removing the copyright notice or references to the Internet Society or other Internet organizations, except as needed for the purpose of developing Internet standards in which case the procedures for copyrights defined in the Internet Standards process must be followed, or as required to translate it into languages other than English. The limited permissions granted above are perpetual and will not be revoked by the Internet Society or its successors or assigns. This document and the information contained herein is provided on an "AS IS" basis and THE INTERNET SOCIETY AND THE INTERNET ENGINEERING TASK FORCE DISCLAIMS ALL WARRANTIES, EXPRESS OR IMPLIED, INCLUDING BUT NOT LIMITED TO ANY WARRANTY THAT THE USE OF THE INFORMATION HEREIN WILL NOT INFRINGE ANY RIGHTS OR ANY IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY OR FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE. 訳: この文書およびその翻訳は、コピーされ、他に供給され、そして派生語を 論評、違った形で説明、またはその実装の促進が準備され、コピーされ、 出版されて、もし上記の版権情報およびこのパラグラフが、すべてのその ようなコピーおよび派生した作品に含まれるなら、どのような種類の制限 なしで全体や部分を配布できる。しかし、この文書自身は、発展途上のイ ンターネット標準やインターネット標準プロセスにおいて定義された著作 権のための手続のために必要な場合や、英語以外の言語への翻訳の要求が ある場合を除いて、インターネットソサエティまたは他のインターネット 組織の版権情報や参照を削除するなど、いかなる点でも修正できない。 上記で与えられる制限された権限は永久で、インターネットソサエティま たはその後継者、委託人によって撤回されることはない。 ここに含まれるこの文書及び情報は、ありのまま "AS IS" インターネット ソサエティに関して提供され、そして、インターネット特別技術調査委員会 (IETF)タスクフォースは、保証、説明または暗示、どのような保証にも制限 されない一切の権利を侵害しない情報を利用すること、何らかの市販性の保 証の暗示、または、特定の目的のための適切性の全てを否定する。 Network Working Group L. Masinter Request for Comments: 2397 Xerox Corporation Category: Standards Track August 1998 "data" URLスキーム このメモの位置づけ この文書は、インターネットコミュニティのためのインターネット標準運 用プロトコルを策定し、改善のための議論、提案を求めるものである。 規格化状態とプロトコルのステータスのために、この現在の版である「イ ンターネット公的プロトコル標準」(STD 1)も参照されたい。このメモの 配布は無制限である。 著作権について Copyright (C) The Internet Society (1998). All Rights Reserved. 1. 摘要 新 URLスキーム "data" を定義する。 それがまるで外部から挿入されたかのように、それは「即値」データとし て、小さなデータ項目の含有を可能とする。 2. 詳細 小さな挿入メディア形式データを、直接インラインすることは、URL を使 ういくつかのアプリケーションが必要性を持っている。この文書は、『即値 アドレッシング』のように働く新しいURLスキームを定義する。この URL は 次のような構文を取る: data:[][;base64], は、(任意のパラメータを持つ)インターネットメディアタ イプを指定する。";base64" という記述は、データがbase64として符号化さ れていることを意味する。";base64" が無いときはデータ(オクテット列) は、安全なURL文字の範囲に含まれるオクテットに符号化したASCIIを使う。 さらに、その範囲外のオクテットは、URL の標準である %xx 16進数符号 化を使う。 もし が省略されたときは、text/plain;charset=US-ASCII がデフォルトで採用される。早い話が、"text/plain" は省略されうるが、 charset パラメータは文字コードセットに供給される。 "data:" URLスキームは、短い値にのみ有益である。 URL を使ういくつかのアプリケーションは、長さに制限を課していること に注意すること。例えば、HTML の アンカー内に埋めこまれる URL は、 HTML [RFC1866] のための SGML 宣言で決定された長さ制限を持っている。 LITLEN (1024) は、一つの属性値リテラルに現れうる文字の数を制限し、 ATTSPLEN (2100) は、タグにおいて出現するすべての属性値の長さの合計を 制限し、TAGLEN (2100) はタグの全長を制限する。 この "data" URLスキームは、相対的なURLフォームを持っていない。 3. 構文 dataurl := "data:" [ mediatype ] [ ";base64" ] "," data mediatype := [ type "/" subtype ] *( ";" parameter ) data := *urlchar parameter := attribute "=" value 必要に応じて [RFC2396] の URL から逃れる符号化を用いて表されて、 "urlchar" がどこにあるかは、"type"、"subtype"、"attribute" そして "value" が RFC からの一致するトークンであることを意味した. [RFC2045] の属性値は、トークンとして、または引用された文字列によっ て示される。 しかし、"data" URL 内では、「引用文」マーク自身が無効な urlchar で あるため、「引用された文字列」表現は厄介だろう。この理由のため、もし パラメータ値がいくらかの "tspecial" を含んでいるのなら、パラメータ値 は引用された文字列の代わりに、URLで免れられる符号化を使うことになる。 この ";base64" 拡張は、それが後続の "=" 符号を持っていないという事 実により、コンテンツ型のパラメータと区別ができる。 4. 実例 データURLは、データの恣意的なタイプのために使われうる。URL data:,A%20brief%20note は text/plain 文字列 "A brief note" を符号化したもので、脚注のリン クで有益であるかもしれない。 HTML の破片: Larry HTML文書の小さなインライン画像のために使われる。(埋めこまれた画像 は、たぶん、ユーティリティの限界に近い。他の何のためでも、更に大きい データURには、不適当でありそうだ) データURLスキームのメディアタイプ指定は、他のパラメータを含むこと ができる。例えば、それは charsetパラメータを指定できる。 data:text/plain;charset=iso-8859-7,%be%fg%be 短いギリシャ語文字列のために使われうる。 幾つかのアプリケーションは、他の種類のネットワーク化アプリケーショ ンに組み込みパラメータを提供するために、"data" URL計画を使うことにな るかもしれない。例えば、それは次のメディアタイプを作り上げることがで きるだろう。 application/vnd-xxx-query どの内容照会文字列、及び "xxx" 売主のデータベース識別子から成るか は、データベースによる。 data:application/vnd-xxx- query,select_vcount,fcol_from_fieldtable/local それから、application/vnd-xxx-query のための「ヘルパー」を送り出し て、そして、含まれる即値データをそれに与えるために、ローカルなアプリ ケーションに使われるだろう。 5. 履歴 このアイディアのもとが提案されたのは1995年8月である。 データURLスキームのいくつかのバージョンは VRMLの定義使われ、そして このバージョンは、HTMLの組み込みデータについての提案の一部として登場 した。 リクエストに応えるべく、様々な変更が行われた。メディアタイプを省略 するために、更にきつく base64 符号化の指示をパックした。それは %xx 符号化なしでは有効な URL を容易には生成しないため。 そして、"quoted printable" を取り除いた。 "data" URL スキームは VRML、HTMLの新しいアプリケーションおよび様々 な製品において使用されている。それは Java と ActiveX アプリケーショ ンのオブジェクトパラメータのために使われつつある。 6. セキュリティ "data" URL 内のデータの解釈は、あるメディアタイプのあらゆる実装と 同等のセキュリティ安全性を持っている。 アプリケーションは、アプリケーションの構成によって処理のできないメ ディアタイプで示されたデータURLの中身は無視するべきである。 あるメディアタイプ(機知のセキュリティ問題を持つスクリプト言語やタ イプなど)の検索を許さないためにファイアーウォールプロクシーを使うサ イトは、それが、"data" URL スキームを使ってそのようなタイプの含有に 対して保護しづらいことを発見するだろう。 しかし、彼らは脅威に気づいており、たとえどのような用心がそれらのド メイン内で必要であると考えていても、取るべきである。 アプリケーションにおいて長い "data" URL を使った効果は、現在知られ ていない。その割り当てられたバッファサイズを越えているデータに直面し たとき、いくつかのソフトウェアパッケージが不当な行動を示すかもしれな い。 7. 参照 [RFC2396] Berners-Lee, T., Fielding, R., and L. Masinter, "Uniform Resource Identifiers (URI): Generic Syntax", RFC 2396, August 1998. [RFC1866] Berners-Lee, T., and D. Connolly, "Hypertext Markup Language - 2.0.", RFC 1866, November 1995. [RFC2045] Freed N., and N. Borenstein., "Multipurpose Internet Mail Extensions (MIME) Part One: Format of Internet Message Bodies", RFC 2045, November 1996. 奥付: Larry Masinter Xerox Palo Alto Research Center 3333 Coyote Hill Road Palo Alto, CA 94304 EMail: masinter@parc.xerox.com